国民生活時間調査 テレビ/見ない20代男性、2割超す 新聞/読む人44%、平均21分 

日本人がテレビを見る時間は平日が約三時間半、日曜は四時間を超えることが二十日、NHK放送文化研究所がまとめた「平成十七年国民生活時間調査」でわかった(Sankei Web)
 この調査は五年おきに実施されており、今回が十回目。十歳以上の国民一万二千六百人を対象に行われ、有効回答数は七千七百十八人だった。
 テレビ視聴時間は一人当たり一日三時間三十九分。平日(三時間二十七分)と日曜(四時間十四分)は前回並みだが、学校が週五日制となった影響もあり、土曜日は前回の三時間三十八分から四時間三分に延びた。また七十歳以上に限れば一日五時間半を超えている。全体では九割の人がテレビを一日十五分以上見ているが、二十代男性がテレビを見る割合は初めてどの曜日も八割を切った。
 新聞は国民の44%が読んでおり、平均時間は二十一分。平日では男女十代と女性七十歳以上を除くすべての層で読む人が減っており、この結果、男女とも四十代以下で平日の新聞読者は50%を割り込むこととなった。
 ほかの時間の使い方を見ると、家事をする成人男性が増えており、とりわけ五十、六十代でその傾向が顕著。平日十五分以上、家事をしている成人男性は、五十代で27%となり、前回調査を8ポイント上回った。六十代では50%と、前回の38%から大きく増加。成人男性の平均家事時間は平日で四十六分、日曜日は一時間三十五分だった。

Sankei Web
http://www.sankei.co.jp/news/060221/morning/21iti003.htm