博報堂、日産向けサービス強化へ米広告大手と新会社(NIKKEI NET)

博報堂と米広告大手のTBWAワールドワイド(ニューヨーク市)は22日、子会社などを通じ、日本に共同で新会社を設立すると発表した。設立は7月1日付。両社は日産自動車の海外広告の展開で提携している。新会社を通じ、博報堂はTBWAの広告制作ノウハウを生かして日産向けサービスを強化。TBWAは博報堂の広告枠の調達力を生かし、外資系企業の日本法人からの広告受注を増やす。
 新会社はTBWA博報堂で、東京都内に本社を置く。TBWA日本法人の外資系企業向け国内広告業務と、博報堂の全額出資子会社で日産の国内広告を扱う博報堂ジーワンの業務を新会社に移管する。新会社の出資比率は博報堂ジーワンが60%、TBWA日本法人が40%。
 新会社の年商は約600億円(単純合計)で、国内第8位の規模になるとみられる。3年後に年商700億円を目指す。博報堂とTBWAは日産の海外広告を担当する共同出資会社を日本や欧州で展開。今春をめどに中国にも共同出資会社を設立する計画で、日本でも新会社を設立し提携関係を強化する。 (21:00)

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